辨
「カンヒザクラとカラミザクラの種間雑種と考えられる栽培品種(勝木俊雄『日本の桜』p.116)。 「栽培品種としての'ケイオウザクラ'(啓翁桜)はシナミザクラの台木にコヒガンを接いで生じたとされる」(大原隆明『サクラ ハンドブック』p.36)。
訓
啓翁桜は、作出者の名に因む。
説
1930久留米市吉永啓太郎作出。
誌
「樹が小さく剪定にも強いことから、切り花としてよく用いられている。現在では促成栽培で正月頃にも出荷されるようになっており、山形県などを中心に広く生産されている」(勝木俊雄『日本の桜』p.116)。