やつふさうめ (八房梅)

 学名   Prunus mume 'Yatsufusaume' 
 和名  ウメ '八房梅' 
  和別名  ザロンバイ(座論梅)

2024/02/17 小石川植物園 
2023/03/02 同上

2023/02/28 小田原フラワーガーデン 

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(白花品)  同上 

 難波性。
 ウメ及びその品種については、ウメを見よ。 

 品種名は、小石川植物園によればヤツブサ 'Yatsubusa'、小田原フラワーガーデンによればヤツフサ 'Yatsufusa'。 
 「1つの花から8果なるのが名の由来。雌しべは1~8本あり、ときに8果なることからこの名がある」、ただし実際に「8果結実することは非常に少ない」(小田原フラワーガーデン)。
 『言海』「やつぶさのうめ(八房梅)」に「梅の、單瓣白花ニシテ、一蔕ノ内ニ八箇ノ實ヲ結ブモノ、サレド、多クハ落チテ、熟スルモノハ二三ナリ、・・・」と。同じく「ざろん」に「梅ノ一種。一朶ニ數花開クモノヲ花座論トイヒ(鴛鴦梅)、一花ニ數實ヲ結ブモノヲ實座論トイヒ(品字梅)、共ニ、八重、一重、紅、白ノ數種アリト云」と。
 「和名八房梅は実の多くなるウメの意。座論梅は実が完熟せず一つずつ落ちて行くのを座論にたとえて名附けられた」(『牧野日本植物図鑑』)。

 越後の八房山梅護寺(小島御坊,新潟県阿賀野市小島)縁のウメ。なお、梅護寺には梅護寺珠数掛桜もある。  

  


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