にがよもぎ (苦よもぎ) 

学名  Artemisia absinthium
日本名  ニガヨモギ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  
漢名  中亞苦蒿(チュウアクコウ, zhōngyà kŭhāo)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  苦艾(クガイ,kŭài)、洋艾(ヨウガイ,yáng'ài)
英名  Wormwood
2007/05/03 薬用植物園
2007/07/21 同上
2008/07/21 薬用植物園

2008/08/18 明治薬科大学薬草園

 ヨモギ属 Artemisia(蒿 hāo 屬)については、ヨモギ属を見よ。
 和名・漢名は、植物体に苦味があることから。
 英名は、虫を駆除することから。
 北アフリカ・歐洲・西&中央アジア・シベリアに分布。
 全草に強い芳香があり、葉は苦い。
 ヨーロッパでは、古くから分娩促進の湿布薬として用いた。
 また、全草を薬用(健胃薬)にし、かつては亜爾鮮(アルセム)と呼んだ。
 葉をリキュール酒アブサン absinthe(仏,アプサント;英,アブシンス;漢,艾酒)の原料とした。
 アブサンは1730年にフランスで発明され、19世紀末に盛んに飲まれた。しかし飲みすぎると神経麻痺を引き起こすので、1908年にはスイスで、1915年にはフランスで製造販売が禁止され、今日に至る。最近アブサンの製造には、ヨモギ属では A.barreliei
(スペイン産)・A.pontica(中部ヨーロッパ産)などを用いる。

 また、ベルモット・ペパーミントなどの香りづけの原料とする。 

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