どくぜり (毒芹) 

学名  Cicuta virosa
日本名  ドクゼリ
科名(日本名)  セリ科
  日本語別名  オオゼリ、ハナワラビ
漢名  毒芹(ドクキン,dúqín)
科名(漢名)  繖形(傘形,サンケイ,sănxíng)科
  漢語別名  走馬芹、野芹菜花 
英名  Water hemlock, Cowbane
2007/04/06 薬用植物園 2010/04/09 同左
2008/05/08 箱根湿生花園

2010/05/22 薬用植物園

 ドクゼリ属 Cicuta(毒芹 dúqín 屬)には、北半球に3-10種がある。

  ドクゼリ C. virosa(毒芹)『中国雑草原色図鑑』148
    ヒメドクゼリ f. angustifolia(C.virosa var.stricta;狹葉毒芹) 『中国本草図録』Ⅸ/4262 
   
 セリ科 Apiaceae(Umbelliferae;繖形(傘形) sănxíng 科)については、セリ科を見よ。
 和名・漢名は、セリ(水芹)に似て毒があることから。
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・河北・陝甘・四川・モンゴリア・極東ロシア・シベリアから、広く北半球の温帯に分布。
 全草にシクトキシン(C:毒芹毒素)という痙攣性の神経毒を持つ。
 セリ・ワサビなどと似ているが、誤って食うと死ぬことがある 有毒植物。
 地下茎の芽は筍(たけのこ)に似ており、延命竹・万年竹などの名で観賞に供することがあるという。
 中国では、根茎を薬用にする。 『全国中草葯匯編』上/597

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