かわみどり (川緑) 

学名  Agastache rugosa (Lophanthus rugosus)
日本名  カワミドリ
科名(日本名)  シソ科
  日本語別名  ワノカクコウ、ハナヤカクコウ
漢名  藿香(カクコウ,huòxiāng)
科名(漢名)  脣形(シンケイ,chúnxíng)科
  漢語別名  土藿香、野藿香、大葉薄荷・山薄荷・野薄荷、排香草
英名  Wrinkled giant hyssop
2012/08/10 茅野市北山

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2016/08/06 茅野市北山

2007/04/19 薬用植物園 2008/04/17 薬用植物園

2007/07/21 同上

 カワミドリ属 Agastache(藿香 huòxiāng 屬)には、北米・東亜に22種がある。

  シロバナカワミドリ A. foeniculum(蒔蘿藿香・香藿香・藍藿香)
  A. mexicana(墨西哥藿香)
  カワミドリ A. rugosa(藿香) 
   
 シソ科 Lamiaceae(脣形 chúnxíng 科)については、シソ科を見よ。
 漢名藿香(カクコウ,huòxiāng)は、葉がマメの葉(藿)に似ることから(李時珍『本草綱目』)
 『本草和名』蘇合に、「和名加波美止利」と。ただし、蘇合は蘇合香 Liquidambar orientalis であろうか。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』10 に、「排草香 カハミドリ ハナヤグハクカウ 和ノクハクカウ」と。
ただし、中国の排草香は Lysimachia capillipes であり、カワミドリではない。 
 英名を hyssop というものは、ヤナギハッカ
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・華北・極東ロシア・東シベリアに分布。漢土では全域で栽培している。
 全草に、ハッカに似た独特の芳香を持つ。
 中国では、カワミドリ及びパチョリの全草を藿香(カクコウ,huòxiāng)・廣藿香と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅲ』pp.257-262 『(修訂) 中葯志』IV/128-133 『全国中草葯匯編』上/936-938 

 日本では、カワミドリの全草を土藿香(どかっこう)・野藿香と呼び、あるいは葉を乾したものを排草香(はいそうこう)と呼び、薬用にする。但し、中国の排草香は Lysimachia capillipes。日本の生薬カッコウはパチョリ。  



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