みすみそう (三角草) 

学名  Hepatica nobilis var. japonica (Anemone hepatica var.japonica)
日本名  ミスミソウ
科名(日本名)  キンポウゲ科
  日本語別名  ユキワリソウ(雪割草)
漢名  獐耳細辛(ショウジサイシン, zhāngěr xìxīn)
科名(漢名)  毛茛(モウコン,máogèn)科
  漢語別名  
英名  Liverleaf

2006/03/04 薬用植物園  

2006/03/11 神代植物公園 

2008/03/16 神代植物公園
2020/03/20 同上              

2007/03/04 野川公園自然観察園  (植栽)

2006/04/16 同上 2007/06/06 京都府立植物園

 スハマソウ属 Hepatica(獐耳細辛 zhāngěrxìxīn 屬)は、北半球の温帯に9種がある。

  H. henryi(H.yamatutai;川鄂獐耳細辛・三角海棠・峨眉獐耳細辛)
         
中国(湖北・四川)産。 『中国本草図録』Ⅶ/3091
  H. insularis
 朝鮮(南西部)産 
  オオスハマソウ H. maxima
 朝鮮産 
  H. nobilis(Anemone hepatica)
         
基本変種はヨーロッパ~西シベリアに分布 
    var. asiatica(H.asiatica;獐耳細辛・幼肺三七)
 朝鮮・河南・安徽・浙江産 
    ミスミソウ
(ユキワリソウ) var. japonica(H.asiatica)
      エチゼンミスミソウ f. lutea
      オオミスミソウ f. magna 
全体が大型
      ケスハマソウ f. pubescens
      スハマソウ(州浜草) f. variegata
葉の裂片が丸みを帯びる
   
 キンポウゲ科 Ranunculaceae(毛茛 máogèn 科)の植物については、キンポウゲ科を見よ。
 「和名三角草ハ其葉形ニ基ヅキテ云ヒ、雪割草ハ早クモ雪中ニ開花スルトテ云フ」(『牧野日本植物圖鑑』)。
 学名の属名・英名は、葉の形を肝臓の形に見立てて。
 漢名に獐耳(ノロジカの耳)・幼肺というのも、葉の形から。
 別名のユキワリソウは、残雪の頃に花開くことから。
 ミスミソウは、本州(関東以西)・四国・九州(福岡県)に分布。絶滅危惧Ⅱ類(VU,環境省RedList2020)。
 スハマソウは、本州
(東北地方南部以南)に分布。
 オオミスミソウは、本州
(日本海側)に分布。
 太平洋側では花の色が白いものが多く、日本海側では紅色など色の変化が多い。
 全国では準絶滅危惧(NT)、埼玉県では絶滅危惧ⅠA類(CR)。
 中国では、獐耳細辛の根茎を薬用にする。

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