辨 |
シシウド属 Angelica(當歸 dāngguī 屬)については、シシウド属を見よ。 |
訓 |
和名は、きょう葉を摘んでもあしたはまた別の葉が生えてくる、と考えられたことから。 |
小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)28鹽麩子の条に、鹹草は「ハチジヤウサウ大和本草 アシタバ トウダイニンジン イヌサイキ カイホウニンジン」と。 |
説 |
本州(房総半島~紀州半島)太平洋岸・伊豆諸島・小笠原に分布。 |
誌 |
嫩葉を蔬菜として食う。 |
『本草綱目啓蒙』28に、鹹草は「本八丈島ヨリ来ル、今市中ニ多クツタヘ栽、俚俗に彼島ニハ痘瘡ナシト云、故ニウヘテ厭勝(マジナヒ)トスルナリ」「往年嫩根ヲ探製シテ和人參ニ偽リシコトアリ、故ニ今ニ トウダイニンジン等ノ名ノコレリ」と。 |