せんぶり (千振) 

学名  Swertia japonica var. japonica (Ophelia japonica)
日本名  センブリ
科名(日本名)  リンドウ科
  日本語別名  トウヤク(当薬)
漢名  日本當藥(ニホントウヤク,rìbĕn dāngyào)
科名(漢名)  龍膽(リョウタン,lóngdăn)科
  漢語別名  
英名  
2006/10/28 薬用植物園

 センブリ属 Swertia(獐牙菜 ショウガサイ,zhangyacai 屬)には、世界に約150-170種がある。

  S. alternifolia
ヒマラヤ産、『週刊朝日百科 植物の世界』3-50
  S. angustifolia
    var. angustifolia(狹葉獐牙菜) 江西・福建・両湖・両広・雲貴・ヒマラヤ・インドシナ産
    var. pulchella(美麗獐牙菜) 産地同上 『中国本草図録』Ⅷ/3753
  アリサンセンブリ S. arisanensis(阿里山獐牙菜)
臺灣産
  アケボノソウ S. bimaculata(Ophelia bimaculata;獐牙菜・雙點獐牙菜・大苦菜)
  タイワンセンブリ S. changii(大漢山當藥)
  チレッタソウ S. chirayita
ヒマラヤ・アッサム産 インドで薬用
  S. decora(觀賞獐牙菜) 四川・雲南産 『雲南の植物Ⅱ』222
  S. delavayi(麗江獐牙菜・靑葉膽)
 四川・雲南産 『中国本草図録』Ⅴ/2255
  ツリハコベ S. dichotoma(Anagallidium dichotomum;岐傘獐牙菜・腺鱗草)
         
華北・東北・湖北・西北・モンゴル・シベリア産
  S. diluta(Ophelia diluta, O.chinensis)
    マンシュウセンブリ var. diluta(北方獐牙菜・當藥・淡花當藥・水黃蓮)
         
華北・東北・内蒙古・陝甘・青海・四川産 『中国本草図録』Ⅴ/2256
    イヌセンブリ var. tosaensis(S.tosaensis, Ophelia tosaensis;日本獐牙菜)
         
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・華北・青海産
  アカボシアケボノソウ S. erythrosticta(紅直獐牙菜・紅直當藥)
         
河北・山西・内蒙古・甘粛・青海・湖北・四川産
  S. heterantha (烏金草)
  S. japonica
    センブリ var. japonica(Ophelia japonica;日本當藥)
    ヒロハセンプリ
(ハマセンブリ) var. littoralis(var.latifolia) 伊豆半島・伊豆諸島産
  S. kingii(黃花獐牙菜) チベット・ヒマラヤ産 『中国本草図録』Ⅷ/3754
  ニイタカセンブリ S. macrosperma(S.randaiensis;大籽獐牙菜)
         
臺灣・広西・湖北・西南・チベット産 『雲南の植物Ⅰ』226
  シマアケボノソウ S. makinoana
琉球産
  S. marginata(膜邊獐牙菜) 新疆・カシミール・モンゴル・シベリア産 『中国本草図録』Ⅷ/3755
  ソナレセンブリ S. noguchiana(Ophelia noguchiana)
伊豆下田・新島産
  S. perennis
    ミヤマアケボノソウ subsp. cuspidata(S.cuspidata)
北海道・本州中部以北・千島・樺太産
    キタミヤマアケボノソウ subsp. obtusa(S.stenopetala)
  ムラサキセンブリ S. pseudochinensis(Ophelia pseudochinensis;瘤毛獐牙菜)
         『中国本草図録』Ⅸ/4297
  S. punicea (紫紅獐牙菜・紫紅當藥・苦膽草・草龍膽・靑葉膽)
 両湖・西南産 『雲南の植物Ⅱ』223
  シンテンアケボノソウ S. shintenensis(新店獐牙菜)
臺灣産
  シノノメソウ S. swertopsis(Ophelia umbellata, Swertopsis umbellata)
         
伊豆半島・四国・九州産
  ヘツカリンドウ
(リュウキュウアケボノソウ) S. tashiroi(Ophelia tashiroi, Frasera tashiroi,
         S.kuroiwae)
九州・琉球産
  チシマセンブリ
(広義) S. tetrapetala(Anagallidium tetrapetalum, Ophelia tetrapetala,
         Frasera tetrapetala)
    subsp. tetrapetala
北海道・千島・樺太産
      チシマセンブリ
(狭義) var. tetrapetala
      エゾタカネセンブリ var. yezoalpina
    subsp. micrantha
本州中北部産
      ハッポウタカネセンブリ var. happoensis
      タカネセンブリ
(ヤケイシセンブリ) var. chrysantha
  トウザンセンブリ S. tozanensis(塔山獐牙菜・高山當藥)
臺灣産
  チョウセンアケボノソウ S. veratroides(藜蘆獐牙菜)
朝鮮・中国東北・極東ロシア産
  S. yunnanensis (雲南獐牙菜・滇靑葉膽) 
西南産 『雲南の植物Ⅰ』226
  S. zayuensis(察隅獐牙菜)
チベット産
    var. flavescens(黃花川西獐牙菜・黃花藥藥) 『中国本草図録』Ⅸ/4296
   
 リンドウ科 Gentianaceae(龍膽 lóngdăn 科)については、リンドウ科を見よ。
 和名は、湯の中で1000回振り出しても なお苦いことから。
 日本における別名の当薬(とうやく)は「有効な薬」の意だが、誤用。すなわち、
 本草学の上では、當藥(トウヤク,dāngyào)はギシギシの別名。
 今日の漢名を當藥(トウヤク,dāngyào)というものは、Swertia diluta(Ophelia diluta)。
 北海道西南部・本州・四国・九州・朝鮮に分布。
 埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
 日本では全草を薬用(苦味健胃薬)にし、室町時代から用いてきた。
 日本薬局方のセンブリは、センブリの開花期の全草。韓国産のセンブリは、ムラサキセンブリ
 センブリ(日本當藥)の薬効は 中国でも注目しており、『全国中草薬匯編』に記述がある。

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