おおけたで (大毛蓼)
 

学名  Persicaria orientalis (P.pilosa, P.cochinchinensis, Polygonum orientale, P.pilosum, Polygonum orientale, Polygonum orientale var. pilosum, Polygonum cochinchinense)
日本名  オオベニタデ
科名(日本名)  タデ科
  日本語別名  ベニバナオオケタデ、オオタデ、イヌタデ、オニタデ、オオケタデ、ハブテコブラ、マムシグサ、ハチグサ
漢名  紅蓼(コウリョウ,hóngliăo)
科名(漢名)  蓼(リョウ,liăo)科
  漢語別名  葒草(コウソウ,hóngcăo)、東方蓼(トウホウリョウ,dōngfāngliăo)、大毛蓼、大蓼子、天蓼、家蓼、狗尾巴花・狼尾巴花、游龍(ユウリョウ,yóulóng)、龍古、
英名  Prince's feather
2004/08/01 薬用植物園 
2005/09/03  薬用植物園
2007/08/24 小平市
 次のものを別種或は変種として、区別することがある。

   
オオベニタデ(ベニバナオオケタデ) Persicaria orientalis
     (Polygonum orientale;葒草高1-3m、毛が少ない。花穂は紅色、長く太くて垂れ下がる。
     
原産地はオオケタデと重なる。日本などで観賞用に栽培。 
   オオケタデ
(ハブテコブラ) Persicaria pilosa
     (Polygonum pilosum;Polygonum orientale var. pilosum) 高1m、
     茎・葉・葉柄に毛が多い。花穂は淡紅色ときに白色、ふつう直立する。朝鮮・ウスリー・漢土(南部)・
     
フィリピン・マレーシア・インドネシア・ヒマラヤ・インドに分布。日本などで観賞用に栽培。 

 しかし、そもそも原産地で変異が大きく、区別は困難という。
 イヌタデ属 Persicaria(蓼 liăo 屬) については、イヌタデ属を見よ。
 和名別名ハブテコブラは、ポルトガル語 paŏ de cobra の転訛。蛇毒を解くと考えられたことから。他にキササゲゴシュユなどにもハブテコブラの称がある。

 『言海』には、「ハブテコブラ 蛇木〔印度語、はぶてハ木ニテ、こぶらハヘビナリト云フ〕 (一)植物ノ名。藤蔓ノ如キモノ。蘭人、舶來シテ、蛇毒ヲ解スル藥トス」と。『大言海』には、上記を(一)として、「(二)ひさぎ(楸)ノ一名」と追加するが、ここに言うヒサギはキササゲ
 『本草和名』葒草に、「和名以奴多天」と。
 『倭名類聚抄』葒草に、「和名伊沼多天」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』に、「オホケタデ イヌタデ
古名 ホタルタデ トウタデ阿州 ヒラクチオドン肥前 マムシグサ伯州 守敏草同上 オニタデ備後 チヤウセンタバコ ハチグサ丹波」と。
 南・東アジア原産。
 漢土では 全域で栽培、また路傍・湿地に野生。
 日本には宝永
(1704-1711)年間に入り、観賞用・薬用に栽培し、今は全国各地で野生化。
 中国では、全草或は根ごとの全草(或は地上部分)を葒草(コウソウ,hóngcăo)と呼び、花序を葒草花(コウソウカ, hóngcăohuā)と呼び、本種・オオイヌタデの果実を 水紅花子(スイコウカシ, shuĭhónghuāzĭ)と呼び、それぞれ薬用にする。『中薬志Ⅱ』pp.38-42 『全國中草藥匯編 上』pp.185-186, 689 『(修訂) 中葯志』III/277-282 
 日本では、葉の汁は虫刺され・かぶれなどの毒消し作用があり、マムシの毒消しにもなると言う。

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