しろね (白根)
学名 Lycopus lucidus 日本名 シロネ 科名(日本名) シソ科 日本語別名 アゼコシ、フシグロ、ノコギリソウ、ムラタチ、ヒトモトグサ 漢名 地笋(ﾁｼﾞｭﾝ,dìsŭn) 科名(漢名) 脣形(ｼﾝｹｲ,chúnxíng)科 漢語別名 地瓜兒苗(ﾁｶｼﾞﾋﾞｮｳ,digua'ermiao)、地參(ﾁｼﾝ,dishen)、提婁(ﾃｲﾛｳ,tilou)、澤蘭(ﾀｸﾗﾝ,zelan) 英名
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| 辨 | シロネ属 Lycopus(地笋 dìsŭn 屬)には、北半球温帯･濠洲東部に約10-20種がある。 コシロネ(イヌシロネ･ヒメサルダヒコ･サルダヒコ) L. cavaleriei(L.ramosissimus, L.japonicus, L.kurilensis, L.coreanus;小葉地笋･朝鮮地瓜兒苗) 北海道･本州･四国･九州･朝鮮･中国東北･華東･西南産 ヨーロッパシロネ L. europaeus (歐地瓜兒苗･歐地笋;E.Gypsy weed) 北アフリカ･歐洲からシベリア･河北･陝西に産 L. lucidus シロネ var. lucidus (地瓜兒苗･地笋)『中国雑草原色図鑑』185 ケシロネ var. hirtus(var.formosanus;硬毛地瓜兒苗･毛葉地瓜兒苗･毛葉地笋) 日本･朝鮮･臺灣･華東･両湖･両広･陝甘･河北･東北･ロシア沿海地方･アムール産 var. taiwanensis (臺灣地瓜兒苗) ヒメシロネ L. maackianus (L.angustus, L.lucidus var.maackianus;狹葉地瓜兒苗･ 異葉地笋･異葉地瓜苗) 北海道･本州･四国･九州･朝鮮･中国東北･極東ロシア･東シベリア産 エゾシロネ L. uniflorus(L.parviflorus, L.uniflorus var. parviflorus; 小花地笋･小花地瓜兒苗) 北海道･本州･四国･九州･朝鮮･中国東北･極東ロシア･北米産 |
| シソ科 Lamiaceae(脣形 chúnxíng 科)については、シソ科を見よ。 | |
| 訓 | 和名は、横に這う白い地下茎を持つことから。 漢名も同。地瓜はサツマイモ･クズイモ、參はオタネニンジン。 |
| 説 | 北海道･本州･四国･九州･朝鮮･河北･陝甘･西南･東北･極東ロシア･南シベリアに分布。 |
| 誌 | 嫩葉･根茎を食用にする。 中国(中部以北)では、全草を澤蘭と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅲ』pp.117-120 (なお、長江以南では、ヒヨドリバナ･フジバカマの全草･根･葉を澤蘭と呼び、薬用にする)。 |
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