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 やぶかんぞう (藪萱草) 
 
  
    
      | 学名 | Hemerocallis fulva var. kwanso |  
      | 日本名 | ヤブカンゾウ |  
      | 科名(日本名) | ワスレグサ科 |  
      | 日本語別名 | ワスレグサ、カンゾウ、オニカンゾウ、ヤエカンゾウ |  
      | 漢名 | 重瓣萱草(チョウベンケンソウ,chóongbàn xuāncăo) |  
      | 科名(漢名) | 阿福花(アフクカ,āfúhuā)科 |  
      | 漢語別名 | 萱草、千葉萱草 |  
      | 英名 | Double tawny daylily |  
  
    
      | 2009/04/16 入間市宮寺 |  
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      | 2005/07/11  三芳町竹間沢 |  
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            | 2023/07/06 植物多様性センター |  
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            | 辨 | Hemerocallis fulva の種内分類群については、ホンカンゾウの辨を見よ。 |  
            | ワスレグサ属 Hemerocallis(萱草 xuāncăo 屬)の植物については、ワスレグサ属を見よ。 |  
            | 訓 | かんぞう(萱草)を見よ。 |  
            | 説 | 中国原産、3倍体で結実しない。日本には古く渡来して、各地に広まっている(史前帰化植物)。 |  
            | 誌 | 日本における萱草の文化史は、かんぞう(萱草)を見よ。 |  
            | 「三月ともなれば、今迄靜かだつた武藏野も漸く活氣を呈する樣になる。フキの薹が立ち、ヤブクワンザウの芽が出る。フキの薹は苦くても昔からよく食べられ、ヤブクワンザウの芽は甘くても食べることを餘り多くの人は知らない。全く野に棄て置くのは惜しい位に美味なものである。」(本田正次「武蔵野の野草」。田村剛・本田正次編『武蔵野』所収。1941,科学主義工業社) 土屋文明(1890-1990)が、第二次世界大戦後の疎開先(群馬県吾妻郡原町川戸)で、三月二十日に「甘草のつむべき畦を見に出でて」「吾が手の指の見ゆるかぎり甘草を切」り、「甘草を煮てうましともうまし」と詠った(『山下水』1946)甘草は、カンゾウ違いでヤブカンゾウであろう。
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